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2016年10月7日金曜日

認知症治療に『ガーデニング』


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目次


1.ガーデニング治療


 1-1.なぜガーデニング?

 1-2.認知症の予防・改善にもガーデニング

 1-3.匂いと記憶の関係
 
 

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1.ガーデニング治療



 1-1.なぜガーデニング?



 ガーデニングを治療に取り入れている病院があります。

他の作業活動では「目が見えないから・肩が凝るから」と、続ける事ができなかった患者も

園芸の場合は「いつもやっていることだから」続けることができます。

『園芸だから出来る』という患者が多いのです。



歩行訓練など単調な事だと長続きしないが、ガーデニングは、『楽しみながら出来る』
ので、長続きするようです。

歩行訓練など一般的なリハビリと平行して、ガーデニングを取り入れているのです。
    


野菜の収穫は花よりも早いので、’入院期間が短い患者でも、収穫までたどり着くことができる。

その患者に合わせて「入院期間内に収穫できる野菜を植える」と言います。

例えば、きゅうりは、苗を植えてから収穫できるまで約2ヶ月です。




 1-2.認知症の予防改善にもガーデニング





治療プログラムとして、花を育てたりする事で、引きこもりがちになっていたところが改善されてくる例もあります。


土に触れることで心も元気になり、会話が増えたご夫婦も少なくないようです。



『匂い』とともに手や指先の感覚を刺激する事で、脳を活性させることができるのです。




 1-3.匂いと記憶の関係



脳の中で『においを感じる部分』と『記憶』を司る部分は近いといいます。
匂いと記憶には強い結びつきがあるのです。
ある匂いを嗅ぐといつも同じ思い出が蘇る事があります。


臭覚を刺激し、認知症で失われていく記憶を、繋ぎとめることができるのです。

「自宅の中で引きこもりがちになっていた患者が、園芸を通して活動性があがって、

意欲興味が改善してきたりします。




それによって、介護をしている方の負担も、軽減されます。

認知症の改善・・・介護負担の軽減


が期待できます。




自然に触れること(実際に触ったり、臭いを嗅いだり、見たり・・・)する事で

機能が衰えている脳の部位が再び賦活(活性)したりするそうです。



***小さい子供も『お砂遊びが』大切だと言います。

 自然に触れることは、人間にとって自然な事であり、欠かすことが出来ないのだと思います。

 単調な『歩行訓練』ももちろん大切ですが、ガーデニングをする事で『脳が活性化』される

 というのはすごい事です。



『匂いと記憶』は関係しているのです。

私も、実家から送られてきた荷物をあけると、

懐かしい我が家の匂いがして、そこで生活していた事が思い出されます。

この間、離れて暮らしている息子に頼まれたシャツを買い、洗濯して送りました。


息子があけた時に懐かしい我が家の匂いがして、嬉しいのでは?と勝手に想像しながら。



   


我が家の長女は野菜作りにはまっています。


暇さえあれば園芸に関する投稿を観ているのです。


今までも、トマト・パパイヤ・赤唐辛子・朝顔・ひまわり・などを育てて収穫してきましたが・・















今タイは秋休み中、休み前から「休みになったら裏庭を綺麗にして、土を買って来て野菜を植えるんだ」と言っていました。

その計画の中には、もちろん私も組み込まれています。

そして土を買いに行く係りの夫も・・・

一番重要なのが、『土』です。

これがないと始められません。我が家の裏庭は赤土だから、相当量の土が必要です。

面倒な事が嫌いな夫に、うまく買いに行かせなくてはいけません。


ーーー余談ですが、私の父は働き者で、何かあると

(ドアが壊れたとか、何かの調子が悪いとか)さっと直してくれました。

なので、子供たちが「手伝って欲しいとか、何かが壊れて困っている』

時には、私も出来るだけすぐに対応する事にしていますが、

夫は両親に言われた事は、さっとしますがそれ以外は、

何ヶ月、ひどいものは何年も、待たなくてはいけないのです。

だから結婚してから、家の中の修理などできる事が増えました。

待つのが大嫌いなせっかちな性格なので、自分で何とかしようと、ねじ回しや、かなづちを持ってドアや窓の修理をしたりしている。ーーー


 先月末に運良く、ちょうど私の90日申請

(90日ごとに入国管理局に、現住所を申告する義務がある)

があったので、その帰りに土を買う事ができました。


 しかし、土を買って来たらやる気になったのか、夫が勝手に何かやり始めました。

これもいつもの事で、新しいものを見ると、すぐに使いたい気持ちになるようです。

でもしっかり釘だけは刺しておきました。


  「その土はRが野菜を植えるのに使うの。

    自分の構想があるようだから、裏庭には手を出さないでね」と。



裏庭には、マンゴーの木と『ドックチャンピー」という

(日本名はわからない)香りの良い花をつける大木が三本あり、

枯葉が毎日大量に落ちてきます。


雨が降らないうちにと、慌ててふたりで汗だくになりながら掃除をして、土をならし

青唐辛子・きゅうり・だいこん・なす・小松菜などの種を撒きました。


Rは、毎日嬉しそうに成長を見守っています。収穫が楽しみです。



 Rのこうした行動は、普段の生活が疲れるので

『脳に栄養を与えたい』という、

  自然な欲求なのだと分かりました。


  私も予防に繋がるガーデニングをしたいと思います。*****













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