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2016年12月11日日曜日

死後の世界で再び結婚・・・


死後の世界があるか?ないか?よく論議されることだが、


見えることだけが真実ではないように思う。


私の姉はとても敏感で、霊を見たことが何度もあるようだ。


まだ幼い頃「Mちゃん神様はいるのよ。死んだらどうなると思う?


体は焼かれてなくなるけど、じゃあ心は?どうなる?

焼いてもなくならないのよ。天国に行くんだよ」と私に教えてくれた。


『姉の言う事は、絶対に間違っていない』と思っていたので


すんなりと信じて何十年、そして今に至る。


私は霊感というほどでもないが、直感が当たることがよくあったりする。


「こんなところで会うわけがない」と思うような通りで、


ふと『友達と会うかも』と思ったら本当に会ったので驚いた事が何度かある。


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昭和天皇が崩御された時に、何故か?涙が止まらず困った。


電車の中の広告に「天皇陛下崩御」という文字を見ただけで涙があふれてきた。


『天皇陛下万歳』という時代に育ったわけでもないし、


私が通った小学校は『君が代』も教えてくれないような学校だったので、


先生から『愛国心』を教え込まれたわけでもない。


両親は祭日になると玄関先に『日の丸』の旗を掲揚し、お赤飯を炊いて祝ったが、


愛国心が家族団らんの話題に上った事もなかったと思う。


私の涙は、国のために命を捧げた祖父の涙なのだと思った。


私の心が感じていたのではなく、祖父が感じさせてくれていたのだと思う。


似たようなことを話している方がいた。



50年前に、俳優だったお父さんを撮影中の事故で亡くした

中井貴恵さんが『徹子の部屋』で話されていた。




『母は、事故さえなければ、ということを一度も言わなかったんです。』


(佐田啓二さんは何人か乗っていた中でたった一人命を落とされた)


亡くなる前日にも

 『大好きな自動車で死んだからいいの。誰も連れて行かなかったでしょ』

  と言われて、遺言かと思ったという。


そして葬儀の時に弟の貴一さんが

『母は、一度も恨み言を言わなかったから、僕達も誰かを恨むことも無かった」

という挨拶をしているのを聞いて

   

 何の打ち合わせもしていないのに・・・と、驚いたという。


思わされること、言わされることがあるのだと思う。



わずか6年間という短い結婚生活の後に、貴恵さんのお父さんは亡くなった。


お母さんはまだ36歳だったという。


ひとりで息子・娘を育て上げたお母さんは、


部屋の中に結婚写真を大切に飾り、一度もぶれずに


50年間父を思って生活してきたと、貴恵さんは語る。



『最期に母はどうやって父のところに逝くんだろう。と思っていたんです。

 

 葬儀の時にもう一度結婚式を挙げてあげたいと思いっていた。



 だから祭壇の半分は結婚式として、

 若かりし頃の両親の結婚写真や白い花を飾り 半分を葬儀にしました。



 でも果たしてお互いを認識できるか?母のほうはすぐに分かると思うんです。



 でも父の方はこんなお婆ちゃんが来るはずがないと思うかもしれない。』


「その姿のままじゃなくて、風みたいな感じかもしれないから分かりますよ」


と徹子さんがフォローされていた。



棺の中には

「この人のところに行くんだよ」

 とお父さんの若い頃の写真を入れてあげたそうだ


そして

「母が亡くなって寂しいと言うよりも、安心したと言うか・・・



 母が一番行きたかった場所に送る事ができて、良かったね、

 やっと会えるねと嬉しい気持ちがありました」


 と語る

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実はつい最近、私の周りでも不幸が重なった。




夫の何十年来の友人の息子さんが事故で亡くなり、


知人が3人の幼い娘さんを残して亡くなった。


夫の友人は苦労をしてようやく授かった息子さんを自動車事故で、


一瞬で亡くしてしまったのだ。


彼の心を思うと居たたまれなくなる。


共通の友人も

「悲しすぎるね。時間が必要かな。いろいろな心の整理をするのに・・・」

と言う。


そばにいた人がいなくなるのは本当に辛いことだが、

永遠の国に行ったら又会える。


再び会うときに恥ずかしくないように、生きることが大切なのだと


貴恵さんの話を聞いて思った。


友人の寂しい気持ちを拭い去る事は出来ないと思うが、


いつかこの世の生を全うした時に『先に行って待っている息子さんに会える』


という希望を持って、頑張って生きて欲しい。






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