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2017年3月20日月曜日

報・連・相のない家族関係に驚きました



皆さんは、どこかへ出かける時に家族に報告しますか?


まだ学生だったり、独身で家族と同居していたりしたら、もちろん家庭がある人も


「明日どこどこへ行くね」などとひとこと言っておくのは、


タイに来るまで当たり前だと思っていました。








 報・連・相の重要性                




『報告・連絡・相談』(ホウ・レン・ソウ)をしよう!というスローガンは’


日本では企業などでよく使われていますね。



上司に自分の行き先や仕事の過程などを報告し、仕事上の重要な連絡ごとをして、


仕事上で困った時には相談する。とても重要なことです。



これが円滑にできているかどうかが、仕事がスムーズにいくか?それとも連絡ミスなどでうまくいかないか?


がかかっていると言っても過言ではありません。




会社なら直属の上司に、学校なら担任や尊敬できる先生に、部活なら先輩や顧問の先生に、


家庭なら親や祖父母、又は兄姉にと、自分よりも上の立場にいる人に繋がる事が大切です。



上に繋がる事で、自分では考えもつかなかった知恵が与えられたりします。





何かで困っている時に自分なりの答えがある程度決まっていたとしても、

年長者の言葉に耳を貸すことで思いがけないひらめきを与えられたり、


後々役に立つこともあります。


私が息子を出産する前に、職場の上司が


「タイでは干してあるおむつに蟻が来るから、アイロンをしたのよ」と経験を話してくれました。


出産後、おむつに蟻が群がっていた時にそれを思い出し、アイロンで始末しました。


消毒にもなるし『一石二鳥』です。


年長者の言うことは、いろいろ試行錯誤してきた先輩として生きてきた証なので、役に立たないことはないのです。



そんな事いまさらいわれなくても分かっている、と思われる方が多いことでしょう。


なぜ私はこんなことを言うかというと・・・


日本では当たり前のことが、国が変わると違うのかな????



と思うことがあるからです。



 親に対する報・連・相は息子と娘では違う       








前述のように、どこかへ出かける時一緒に暮らしている人に報告しますよね?



我が家の子供達は基本的に、どこへ行くのも必ず私にお伺いを立て、出先から戻る時も必ず電話がきます。


一番忠実に、うるさいほどにしてくるのは長女です。


家の中にいても『お風呂はいるねー』や『ご飯食べるねー』や『何時から勉強するねー』


など細かく報告してきます。


このように書くと、きっと私が口うるさいと思う方もいるかと思いますが・・・


私は両親から『勉強しなさい』とか『宿題やったの』とか『何々しなさい』と


言われたことは今まで一度もありませんでした。



ですから、子供達にも『何々しなさい』と言った事はほとんどありません。



長女が頻繁に報告するのは、私に甘えたかったり、出て行ったらいつ帰ってくるか


分からない夫や息子を心配する姿を見てきたからだと思います。



夫は別に心配ではありませんが・・・息子は小学校三年生ごろから、学校の友達の家へ


(学校は基本的に行きたい所へ通うので、友達の家が近所とは限らないのです)


バスや自転車で30分ー40分かけて行ったりしていたので、帰りのバスがなかなか


来なかったり、渋滞で自転車もすり抜けて通れず遅くなったりが、結構頻繁だったのです。


携帯を持たせてはいても、バッテリーが切れていたり、雨の中を帰る途中で落として水浸しにしたり・・・


で連絡が付かないことが多くありました。


一度は近所のスーパーに文房具を買いに行ったきり7時を回っても戻らず、

ようやく帰宅したのは8時でした。しかもトゥクトゥクに乗って・・・・




なぜ????遅くなったかと言うと、近所のスーパーの裏の道路が工事中で通れず、



仕方がないので表通りのバスに乗ったところ寝てしまい、終点近くで運転手に起こされ、



お腹が空いていたので取りあえずご飯を食べ、所持金がなくなったこととバスもなく、


トゥクトゥクに乗ったという事でした。




今は笑い話ですが、その時は『誘拐されたか?』と本当に心配しました。



男の子というのは、家に早く帰らなくちゃ!という思いが、女の子よりも少ないようです。




夫の場合もそうで、一人で出かけたなら心配しませんが、まだ小さかった息子を連れて


出かけたまま遅くまで帰らないことが何回かあり『必ず連絡する事』を口うるさく言って来ました。


その甲斐有ってか、ずいぶん良くなりました。



彼の場合は家庭環境によるものなのだと、わかりました。




 連絡もなく来る夫の家族              





ピマイの遺跡


夫の母や兄弟の殆どが海外で暮らしています。


年に一度か二度、その家族がタイにバカンスで来ます。何の連絡もなしに・・・・


義母の場合は空港まで迎えに行くので、連絡は来ますが、その他の人は突然の事がほとんどです。

しかも我が家に滞在するのですから・・・空き部屋の掃除など準備が必要なのに・・・



義父さえ自分の娘が帰って来ることを知らなくて、驚きました。


玄関においてあるサンダルを見て『誰の?』と私に尋ねるのです。



義妹は娘を置いて何も言わず何日も出かけてしまったり・・・


姪が「お母さんバンコクに行った」と言うのです。

(姪は息子と長女の間の学年・当時はまだ四、五歳)

その間子供が四人に増え、忙しくなります。




私の両親が遊びに来た時、義父と夫の親子の姿を見て首を傾げていましたから・・・


父はひと言『日本と違うんだな・・・』と言っていました。



タイの親子がではなく、夫の家族が。なのだと思いますが・・・


親子関係っていろいろあるんだなと思いました。



実は今我が家に滞在している義母は、行き先も告げず金曜日から姿を消していました。


前日に叔母(義母の妹)が遊びに来ていたので、どこかへ旅行に行ったのだとわかりましたが、


いつもそんな感じです。ふらっと行ってふらっと帰って来る。



でも、家族なんだからやはり報告・連絡・相談して欲しいですよね。


皆さんのご家庭はどうですか?










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