胸に突き刺さる、完全否定の言葉
長女が漏らした気になる言葉・・・
『お前なんか生まれてこなければ良かったんだ!』
これは、娘の友達Dちゃんのお母さんが、その妹Sちゃんに投げた言葉です。
Dちゃんが娘に話してくれたそうです。
以前も書きました
他人に言われた言葉や行動をどう受けとるか?言う前に考えるべき事
こんな言葉を言った背景には、言う事を聞かないSちゃんに苛立ったためのようですが
それを聞いたDちゃんは、妹に代わり反撃し、母娘の大喧嘩に発展したそうです。
妹が言われたけれども、自分にも言われる可能性のある言葉に、
反撃したDちゃんの気持ちが痛いほど分かります。
売り言葉に買い言葉で、『こんな家に生まれてこなければ良かった』
と言われかねない言葉です。
娘の話では、何人かの友達が同じ言葉を言われたことがあると聞き、驚きました。
娘の友達が、素行が悪いのか?
そうではありません。
皆、まじめに勉強をしている優秀な学生ばかりです。
では、なぜ?
親から叱られる原因となるのは、大体において
1.親が思っていた成績ではなかった時。
2.親の思うとおりの進路に進みたがらない時。
なのです。
生まれてきたときには『私達の家に生まれてきてくれてありがとう』と、
誰もが思っていたはずなのに・・・・
いつの間にか、自分の言う事を聞かせるロボットを育成している。
という感じになっているようです。
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留年しても学びたいことを学ぶ
以前娘の成績が落ちた時、友達は皆心配してくれたそうです。
『お母さんに叱られる?』と
『???叱られないよ』と娘。
『いいなあ』とそこにいた皆が言ったそうです。
自分ができなかったこと。
例えば「医者になりたかったけどなれなかった。」などを子供に託す親は多いのです。
娘のクラスのほとんどが医者を目指していますが、その約1/3が親の願う進路に
進んでいるのが現状なのです。
中には親の言う通りに医学部に進学はしたけれど、一年も経たないうちに辞めて
進路変更する学生も多くいます。
大学だけでなく、高校ですでに進路を変更するために、休学して受験しなおす
学生もいるのです。
高校に進学する段階で、文系・理系と分かれているので、
途中で文系から理系に変わることができない仕組みになっています。
どうしても専攻を変えたい場合は、
・そのまま一年勉強して、再度受験する。
・休学して再度受験する。
ことになります。
年齢が下のクラスメイトの中に入ったとしても、自分がやりたい勉強をして
将来に備える学生も少なくはありません。
それに理解を示す親はいいですが、そのことから溝が深まる親子も出てきます。
親は子供のためと思いながらも、いつしか自分の為になっていたりするものです。
親戚や知人に自慢したい。というような・・・
子供の方も、『どこの大学に進学するの?」と近所の人や、
バスで乗り合わせた人に聞かれ答えたとき、有名大学でなかったり、私立の場合は
『なんで有名大学や国立に行かないの?出来が悪いんだね』と言われてしまうのです。
(見ず知らずの人も根掘り葉掘り聞いてくるのが、この国の特徴でもあります。
よく言えば、自分のことのように心配してくれる。
悪く言えばおせっかい。です。)
そして自分の子供の自慢話が始まるのです。
バスで出会った見知らぬ大人から、心に傷を負わされるわけです。
大人の心無い言葉に傷つく子供は少なくありません。
我が家の長女も大学受験を控え、どこの大学にしようか?何を勉強していこうか?
と悩んでいます。
大枠は決まっていますが、それで本当にいいのか?いろいろと考えているようです。
学校選びの基準の中に『祖母(夫の母)のため』という理由があるからです。
祖母が誇りに思ってくれるように、自慢ばかりされていてかわいそうと
いう思いからのようです。
どこに進学したとしても、誇りを持って『頑張って合格した』といえるように
勉強して欲しいと思います。
結果は自分次第ですから。
どんよりとした曇り空 |
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