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2017年12月7日木曜日

ビザの更新と理不尽なこと






 

 一年ビザの更新をしてきました。


異国に住んでいる人は誰もが、持たなければならないビザ。


一年に一度タイの入国管理局(イミグレーション)へ行く日が近づくと


憂鬱になるのは私だけでしょうか?












一年ビザを取得しても、一年間に最低5回は入国管理局に足を運ぶ必要があります。


ビザの更新時とその一ヵ月後(一ヶ月の間に審査されます)。


そして、90日ごとに現住所を報告する『90日リポート』の為に三回通います。



何度行っても入国管理局の雰囲気に慣れません。


それは今まで何度も、色んな問題があったからです。




今日隣のカウンターに座っていた、黒人男性も


係官から英語で『何のためにタイに何度も来て、長くいるの?』と


英語で詰め寄られていました。


幸いその係官は、最も優しそうな年配の女性だったので、


全然怖くありませんでしたが・・・

(びしびし!という感じの係官が多いんです)

今年の7月から11月まで滞在し、マレーシアに出てたった三日で


タイに再入国していたそうです。


観光ビザの更新で来ていたようですが、何ヶ月も滞在し


又再度入国してきているので、労働目的では?と疑われても仕方がありません。


どこの国の人かは分かりませんでしたが、自国では農場経営をしていると


答えていました。



まだ20代の若い青年でした。

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こちらの記事もどうぞ



雨上がりのツーリング(又やってきた90日リポート)


 ノンイミグラントビザ更新







朝八時に家を出て、バイクで約40分。


入国管理局の中に入ると、いつもなら受付に人が群がっているのに


今日はまだ一組しかいませんでした。


予め準備してきた書類を、係りの人に渡してゆったりと椅子に座りました。


入国管理局内の流れは、下記のようになっています。



1.受付でパスポートと提示し、必要書類を受け取る


2.書類に記入し受付に提出


3.書類に不備がなければ番号札を受け取る


4.管理官が再度書類をチェックし、問題がなければ

  ビザ・90日リポートの更新書類が発行される



  必要書類は?  


1・パスポートと顔写真ページと発給されてきたビザの全てのページのコピー


2.ビザ更新申請書2枚(写真添付)


3.ノンイミグラントビザ更新のための書類数枚


4.配偶者(夫・妻)の身分証・住居登録証のコピー(戸籍と住民票)


5.子供の出生証明証・住居登録証のコピー


6.婚姻証明のコピー


7.家の中や外で撮影した家族写真4枚


8.入国管理局から家までの地図(手書き)


9.更新料1900バーツ





今日、最初の受付で対応してくれた、まだ若い(20代前半)職員は


パスポートと書類を受け取ると、一枚一枚書類を確かめながら


『あー夫がタイ人ね』と独り言・・・

(この独り言の意味が後でわかりました)

そのうち『婚姻証明』を手に取ると、それを持って上司の所へ・・・


これまでも、いつもこの『婚姻証明』の事で、振り回されてきました。




以前は、バンコクに6年ほど住んでいました。


バンコクの入国管理局では、いつもすんなりビザを更新して来ましたが



現在住んでいる東北地方に越してきて十六年。


十年ほど前に、私達が住む県にも、入国管理局があることが分かりました。


(夫はこの県には無いと言っていたので、ビザ更新の為に、バンコクまで5,6年行っていました。バンコクの管理官も何も言わなかったので、てっきりないものと思い込んでいたのです)


自宅から15分ほどの入国管理局へ手続きに行くと



『これ(婚姻証明A)ではなくて、この書類の中に書かれている、


 この番号の書類を持ってくるように』


と言われました。


私達がこれまで提出してきた『婚姻証明A』は使えないと言われたのです。




それで、婚姻届を提出したバンコクの役所へ行くと、


その書類は既に処分されていたのです。


県内の役所に出向き、相談した所


対応してくれた職員は、


『本来ならこの婚姻証明Aを使えるはずだけど・・・


 だめだと言うのなら、再発行できない証明書を10部ぐらい発行してもらって


 提出したらいいですよ』と言われたので



再度バンコクまで行き


再発行できないという書類『婚姻証明B』を発行してもらい


それで、何年間か更新できました。

(そのたびに色々質問されましたが・・・)

が・・・


二年前に、他の国の人の婚姻証明を見せられ『日本の婚姻証明』でもいいから


次回持ってきてと言われたのでした。



見せられたのは、英語で書かれたものでした。





そして、昨年はバンコク日本領事館で『婚姻証明C』を発行してもらい


提出した所、受付で又引っ掛かり、その上司曰く


『今回はこれでもいいけど、もう一度バンコクの役所に出向いて、


 処分された書類の再発行ができるか、聞いてみて』でした。



夫は、一応『はい』と返事をしていましたが、


『前に行って再発行してもらえなかったんだから、行かない』と言っていました。






そして今日、私が提出した、婚姻証明書類B婚姻証明Cを見た係り官は


『日本大使館発行のオリジナルはある?日本語のものよ』と言ってきました。


私が、『日本大使館から発行されたのは、英語のものです。』と提出すると


『じゃあタイ国発行の婚姻証明は?』と、堂々巡りです。



あー又かと思いながら、『私達が持っているのは、これだけです』


婚姻証明Aを出すと、『あーこれよこれよ。あるじゃない。。。』


夫と私『?????????』



婚姻証明Aを出せば『違う』と言い、婚姻証明Bを出せば『日本のものでも・・・』となり


婚姻証明Cを出せば、『婚姻証明Aを出せ』と・・・・



最終的には、婚姻証明A・B・Cが揃って初めてOKとなりました。




ちなみに夫は自分よりも権力があると思われる人に


『準備するように』と、言われたら、従順にするタイプです。


入国管理局に限らず、何か矛盾していると思うと、文句を言うのが私です。



しかしここ数年の入国管理局でのできごとに対しては、


夫も私と同じことを言っていました


だいたい、書類を処分したのはタイの役所であって、私達ではないんだから


『同じ国家公務員同士で話し合ってください』と・・・



来年はどうなることやら・・・




 どうやらタイ人に見られたらしい・・・と、誘導上手な係官    



ビザ更新の書類は毎年、更新前の90日リポート時に


予め貰っておくことにしています。


ビザを更新する日は12月ということもあり、毎年大混雑で

(12月初旬に祭日が多いのです)

受付で書類を書く場所もありませんし、一分でも早く手続きしたいからです。


書類の一番上のページは、ビザ更新に必要な書類が箇条書きされていて


係官が最終的にチェックしていきます。


今回その途中で


『この書類、夫がタイ人のものを受付でもらってきて下さい』と言うのです。


私が貰った書類は、『夫がタイ人』ではなく、『妻がタイ人』だったのです。



この書類をもらったのは・・・私です。


この間の受付の人は、私がタイ人だと思ったということになります。


それで、今日受付で『あー夫がタイ人ね』とぼやいていたのか・・・


と納得しました。







そして最後に、スタンプ・日付・サインなど記入を終えた全ての書類を


私達が、もう一部コピーする必要があります。


入国管理局の経費削減のため?か、昨年頃からそのようなシステムになりました。


入国管理局内にはコピー屋(写真撮影も受付)があり、


IDカードのコピーを忘れた夫が、今日既に利用しましたが


通常より割高で、混んでいると言っていました。


書類は全部で30枚ほどあります。


係官は『私達に任せるのなら、一枚2バーツです。


これ全部で60バーツくらいかな・・・』


並ぶのが面倒な夫は、『お願いします』と言って100バーツを出しました。


係官は『60バーツ・・・100バーツでもいいか・・・』


『???』と、私が一瞬考えていると


『じゃあ、行こう』と夫は外に出て行きます。


『???おつりは???』と慌てて追いかけながら聞くと


『いいんだよ・・・』と、夫。



正確には60バーツもかからないのに、


『60バーツぐらいかな・・・100バーツでもいいか・・・』


係官と夫のやり取りは


長く住んでいても、日本人の私には、理解できないできごとでした。



細かいお金を持っていなかったんですよね。。。いつもはあるのに。。。


読んで下さりありがとうございました。


 





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