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2018年2月22日木曜日

子供は大人の背中を見て育つ・・・タイの最近のニュースから思わされること







自宅学習中の娘が、ツイッターやニュースをみて教えてくれた


タイの最近のニュース・・・

(話題になっているニュースは、試験に出ることもあるので
 勉強の為に見ていたら、はまってしまったようです)



 年配女性が、何を思ったか?!


    鉄の棒を駐車中の車に振り降ろす!



この年配の女性Aさんは、大きな市場に囲まれた屋敷に住むご婦人(60代)です。


なぜ彼女がこのような行動に出たのか?





今、タイ全国で『彼女の行動を非難する人』『擁護する人』に分かれて、


熱くツイートしています。


特別インタビュー番組まで、放送されいてます。 












事件現場である、タイ国の某市内の大きな市場は、元々住宅街でした。


その土地に何十年、あるいはそれ以上に渡って暮らしてきた


Aさんの家は、十年前に建設された『市場』に囲まれています。



その為、市場専用の駐車場があるにも関わらず、


彼女の家の前の道路に、駐車する心無い人が絶えません。


そこは門の前なので、タイ国といえど一目瞭然!駐車禁止の場所です。

(基本的に違法駐車を取り締まる事はあまりしません。
 一部でバイクの違法駐車を取り締まる事もありますが・・・
 日本の様にレッカー移動したりはしないようです)



しかもその道路は、


『元々住宅街の私有地だったのに、国が勝手に道路にしてしまった』


Aさんは証言しています。



その道路上には、違法駐車がたくさん見られますが、


問題となった場所は、Aさん宅の門の前です。

そこに駐車されると、Aさんは家から車を出すことができません。


Aさんのお母さんは、闘病中でその容態によっては


急いで車を出す必要もあるのです。

(一向になくならない違法駐車のため、現在お母さんは病院に入院されています)

そういった旨を看板に書いて、表にたくさん貼ってあるのですが


それでも、違法駐車する人が絶えないのです。






今回、車の被害を受けた女性Bさんは、


『古い家だから空き家だと思った。看板は目に入ったけど読まなかった。』

と証言しています。


Bさんが、一時間にも渡って違法駐車していた間、


Aさんは、クラクションを30分間も鳴らし続けたそうです。


Bさんは『聞こえていたけど、買い物が終わっていなかったから・・・』


その後、車に戻ったBさんに、Aさんは『車を動かすように』言いましたが


Bさんは、まだ買い物があるからと、その場を立ち去りました。


その時の様子を撮影した人が、その写真をアップしていましたが


被害者Bさんは、年配女性Aさんから『動かすように!』


言われている間、薄笑いを浮かべていました。


その態度に、堪忍袋の緒が切れて、年配女性Aさんは鉄の棒で、


車を叩き始めたのでした。




Aさんが我慢してきた十年の間に起こったことは


1.家の前を塞ぐ形での、違法駐車


2.敷地内へのごみの投げ入れ、排尿などによる悪臭


3.不法侵入


4.敷地内から勝手に電線を繋げて、電気を違法に使われた


5.住所を勝手に使われ、荷物がたびたび届けられた


6.呼び鈴を悪戯で何度も鳴らされた


などなどです。






Aさんが怒っているのは、違法駐車を通報しても対処してくれなかった


警察や市に対してだけでなく、


そもそも住宅街であったこの場所に市場を建設する際に


何の連絡もなく、もちろん同意書などの書類もなかった事です。

(実際に市場は運営されていますが、正式な許可はまだ下りていないと判明しました)




Aさん姉妹(三人姉妹)は、誰も助けてくれないので、


自分達で法律を勉強してきたのです。


これまで被害を受けてきた事に対する、法的な証拠もきちんと残してあります。


ニュース映像では、証拠書類は40-50センチ位の高さがありました。。。





彼女がとった行動は確かに間違っていますが、


あの行動がなければ、誰も知らなかったたくさんの被害の内容が


世に出た事になります。


『市場が立つのは土曜と日曜だけ。何で我慢できないんだ!』


というツイートもありました。



反対に、


『家の前に看板を掲げているのにも関わらず、なぜ?駐車するのか。


どちらが間違えているのだ。十年だよ。。。』

というツイートも見られました。




当事者になってみないと分からない苦痛って、ありますよね。


我が家も門がありません。

下の写真の手前が庭で、地面の色が違う所(向こう)は道路です。












近所に車で来た人や、近所の心無い(私はそう思う)住人は


勝手に車を止めたりします。


我が家にも車があるので、そこに止められると、出し入れができなくなる場所に


はっきりと他人の敷地内だと分かる所なのに、駐車するのです。




違法駐車の車を見つけるたびに、車のフロントに張り紙をしましたが、


効果はありませんでした。






その現場に居合わせた時は『駐車しないでください』と言いましたが


『すぐ出しますから。駐車させて下さい』と言われ


『すぐならいいですよ』と許しました。 が・・・


二時間以上そのままでした。。。。


当時小学校高学年だった娘に


『すぐってタイの人にとっては、何分なの?』と思わず確認しました。


娘曰く『5-10分じゃない・・・』


良かった!娘は正常だった。と安心しましたが、子供でも分かることが


大人なのにわからない・・・がっくりした瞬間でもありました。



一度は、いつも違法に駐車する近所の住人が、駐車したまま三日間も


地方巡業に行ってしまったこともあります。

(芸人の家族でよく巡業に行くのです。
 在宅の家人曰く『車の鍵を持ったまま行っちゃった・・・動かせない!』でした。)


かろうじて、車を出し入れできたので、大事にはなりませんでしたが


もし、出すことができなかったら、我が家も仕事になりませんから

警察に持っていってもらうとか、被害額を請求するとか、


それなりの手段をとる必要がありました。


その人が我が家の庭に違法駐車するのは、自宅の庭や前を広く使いたいから・・・です。


駐車場所があるのに、他人の家に駐車するなんて・・・理解できないですよね。


他にもいろいろと迷惑を掛けられたその家の住人は、先月引っ越していきました。

(彼らは十二年住んでいました)

バイクや人が通るたびに、噛み付きそうな勢いで吼え、


追いかける四匹の犬を残して・・・。


これには近所中迷惑しています。毎日通る人、近隣に住んでいる人にも吼えるのですから・・・






この市場の周りの住人は、皆さん同じような被害を受けているようなので


市・警察・市場のオーナーなどが、早急に対処して


皆が規律を守って、平和に暮らせるようになることを願ってやみません。





Aさんは住所を使われて、自分に関係ない荷物が多数届けられたとも


言っていましたが、先日我が家にも身に覚えのない書留が二通・・・


良く見たら、番地が違います。


書留は、受取人のサインが必要なはずなのに・・・


郵便受けに入っていたのです。


一通は、我が家と似たような番地で、もう一通は通りの名前は同じですが


番地は全く違います。


場所が分からなくて、面倒だから我が家の郵便受けに入れちゃったのでしょう。



近所のお世話役さんに聞いて見たら『一通は知っている人のだから渡してあげる』


ということでしたが・・・もう一通は、あの辺りじゃないかな?と

言われた辺りをぐるぐる探してみましたが、見つかりませんでした。


娘は、


『郵便局に行って返してくる!


 ついでに書留なのに勝手に郵便受けに入れていったことも、文句言ってくる!』


今にも出かけていきそうな勢いでしたが、郵便局はバスで行くほど遠いのと、


文句を言ったとしても、逆に嫌味を言われて、嫌な思いをするだけだから・・・と

(なんで届けてくれないんだ!など)

行くのはやめたほうがいい。となだめました。



先日どなたかのブログでも、感じが悪い接客をする所(店など)の中に


役所も入っていましたが、タイも同様で、市役所・郵便局では


感じの悪い職員が、多く見られます。


娘は、正義感が強く、いい大人がなんで、客に愚痴や文句を言ったり


横柄な態度を取るのか?許せず、先日も郵便局で、


学生だから軽く見ているのか?というような態度を取られたので

(窓口でたらい回しにされたそうです)

『仕事なんだから、嫌がらずにちゃんとしてください。


嫌だったら辞めたらいいのに。』と大きな声で、はっきり言ったそうです。


これには言われた職員も、周りのお客さんもびっくりだったそうですが。。。


聞いた私も思わず苦笑い。。。でした。



次の日、夫が家にいたので、郵便局に返してくるよう頼んだのですが・・・


一向に行く気配はなく、娘がもう一度言うと


『郵便やが来たら渡せばいい。。。』と言われたそうで、


これには私も『我が家の大人もどうなってるのかねー』と苦笑い。。。


いつ来るか分からない配達人を、誰が待って返すのか?


結局、間違えてポストに入っていた旨を書いたメモと書留を


ビニール袋に入れて近所のポストに投函しました。


無事に宛名の場所に届きますように!と祈りながら・・・


大人が正しい行動をしなかったら、子供達はどうなるのか?


どんな風に育つのか?


言っている事と、実際に行動していることの矛盾がないように


見本になる生き方をしなくてはいけないと、思わされたニュースであり


出来事でした。


読んで下さりありがとうございました。













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